京都試作ネットの匠たち:
北村隆幸 (株式会社津島鉄工所)
高い顧客満足を追求する溶接加工のプロフェッショナル
溶接加工という仕事の醍醐味
津島鉄工所では10年ほどお世話になっています。仕事内容は溶接加工及び付随する穴開けなどです。朝8時前後に出社して、午前午後ともに現場での作業をこなしております。前職も同じような業界で働いていたので前職での経験も活かしておりますが、溶接組立に関する技術の多くはここで覚えました。仕事をしている上で一番達成感を感じるのは、手の込んだ製品を完成させたときですね。溶接が奇麗に出来上がったときは満足感があります。


見た目は品質を語る
製作に当たっては外観の仕上がりを重視しています。特に溶接面がそのまま残るような製品は品質に関わってきますので、溶接ビートが均等になるように心掛けています。仕上げは簡単そうに見えますが、実は一番重要だと考えています。見た目が良くないと品質も疑われてしまいます。実際のところ、案件によっては外見を要求されなかったり、仕上がりを重視すると利益が減ってしまうようなケースもあります。しかし私どもは案件によって差別化をいたしません。お客様に奇麗な製品を納めて、次の受注の際に弊社を選んで頂けるよう心掛けております。仕上がりの品質については決して他社に負けていないと思います。
お客様の要望を満たし、差別化を図る
近年お客様の要求レベルはどんどん厳しくなってきています。安くて早くて奇麗なのが当たり前になっております。他社との差別化を図るために仕事に取り掛かる前の段取りをいかにスムーズに行うかといったことを追究しています。仕事の半分は段取りと言えますので。また仕入れコストや製作者の日々のスキル向上も考えなければなりません。ちょっとしたことでも考えて仕事をしないと時代に取り残されてしまう、という危機感を持って仕事に臨んでいます。


基本があってこそ成り立つ技術の追究
品質の向上というのが直近の私の夢です。そのために同じ品物でもやり方を変えてみて自分なりにベストの手法を見つけるように努力しています。機械を操作するのは誰でもできますが、最終的には手の動かし方などが大事なので職人の世界と言えますね。技術の伝承に関して言えば、何事も基本が大事だと考えます。基本ができているからこそ応用技術の習得も可能ですし、品質の向上も追究できるのだと思います。
設立 | 1969年10月 |
代表取締役 | 津嶋 義彦 |
所在地 | (城陽工場)〒610-0102 京都府城陽市久世荒内177-1 |
TEL | 0774-52-3397 |
FAX | 0774-54-0978 |
認証取得 | ・ISO9001:2008(品質管理システム) ・KES2-0278(環境マネージメントシステム) |
WEBサイト | http://www.tsm-tk.com/ |
