京都試作ネットとは
「加工試作」から「開発試作」へ。
そしてその先にある「協創試作」に向けて私たちは進化します。
「京都試作ネット」は「顧客の思いを素早く形に変える」をコンセプトに2001年の設立以来、「試作に特化したソリューション提供サービス」を専門としてお客様の抱える課題解決に向き合ってきました。一方、ものづくりを取り巻く環境はこの19年間で大きく変容しました。それに伴い、ものづくりが果たすべき役割も変わっていく必要があります。こうした変化を読み取りつつ、私たちは部品の加工試作から始まり、全体のシステム・機構の開発試作へと事業フィールドを拡大してまいりました。そして今や「ものづくり」だけにとどまらず、その先にある価値の創造までも見据えた「協創試作」に向けて私たちは進化します。京都試作ネットは、社会の抱える未解決課題に対して、京都試作ネットの有するソリューション技術を駆使することで解決手法を明確化し、お客様と共にものづくり・ことづくりに取り組むことで新たな市場を創出いたします。
「京都試作ネット」は、「顧客の思いを素早く形に変える」をコンセプトに2001年7月に京都府南部に所在する機械金属関連の中小企業10社が共同で立ち上げた「試作に特化したソリューション提供サービス」を専門とするサイトです。「京都試作ネット」の原点は、京都機械金属中小企業青年連絡会にあり、企業経営はどうあるべきかについて、真剣に悩むメンバーが集まり、マネジメントの神様と言われるピーター・F・ドラッカーの「現代の経営」を教科書にした勉強会が始まりました。企業経営の基本は、マーケティングとイノベーションであり、「顧客の創造」が最も重要であることを知り、その実践方法について論議を重ね、陳腐化する事業の再定義を行い、強みを活かした新たな経営を模索しました。 そのような中で、インターネットを活用した新たな顧客創造の仕組みづくりに取り組むことになり、京都府や中小企業支援機関である京都産業21にも支援を受け、機械・金属・樹脂・ゴム・システム・基板などの試作加工に特化したソリューション提供を目的としたネットワークを構築することとなり、「京都試作ネット」が誕生しました。
相談件数 19年で8,000件超!
京都試作ネットは2001年に京都府の中小企業が共同で立ち上げた「試作に特化したソリューション提供サービス」を専門とするサイトです。発足以来、大手企業や官庁関係をはじめ、さまざまな企業から金属加工をはじめ、開発試作相談を承ってまいりました。京都試作ネットには京都府下の様々な分野の試作企業が参加しており、現在メンバー企業数は50数社に上ります。 大手企業や官庁関係を始め、多くの企業より引き合い頂き、おかげさまで試作開発の相談件数が8,000件を突破いたしました。
事業の使命と理念
京都試作ネットの事業の定義は、2つの使命があります。
- 開発者に、期待を超える試作品をどこよりも速く提供する。
- 試作発注者の手間を省く。
また、理念は、下記3つを掲げています。
- 商品開発初期段階から顧客と一緒に参画し、加工業者からの提案をし、顧客の開発の効率化を図る。
- 企業連合で知恵を出し合って創発し、顧客にソリューションを提供し、新しい価値を創造する。
- 試作という高度なものづくりを通じて、それに携わる人々に人としての成長の機会を提供する。
2時間レスポンスの徹底
京都試作ネットは、コスト競争力ではなく、開発段階で最も重要視される「スピード」を最優先します。顧客からの相談、問い合わせには、「2時間レスポンス」を約束しています。その仕組みは、顧客が試作ネットWebサイトの入力フォームやメール、FAXによって試作を依頼します。依頼は、即座にメンバー企業及び担当者の携帯電話にメールとして配信されます。依頼された内容に応じて、メンバー企業の中から最適な企業が依頼者に連絡して、2時間以内に見積もりを返します。(装置関係や即答が出来ないものについては、再度、打ち合わせや調整を経て、見積もりをします。)
京都を試作の一大集積地にするために
京都試作ネットは「試作?そうだ京都に頼もう」をキャッチフレーズとしており、あくまでも「京都」にこだわった事業展開を進めています。将来、世界一の試作品製作集団を形成し、京都を試作の一大集積地にすることを夢見て、地場のあらゆる産業との連携により、京都の文化を生かした新しい産業の創出を目指します。ものづくりの現場からの技術情報に加えて、大学等との連携により、豊富な学術的な情報を蓄積し、発信することにより、さまざまな技術的問題が解決できるソリューションサイトを目指しています。中小企業は、地域の生活と密接につながりながら事業を行っています。グローバル化は避けて通れないものの、自らが海外へ出て行くわけには行きません。これからも地域の文化や生活を守るためにも地場にとどまり、雇用の確保、拡大に努めることが大きな使命だと考えています。「試作」は新たな産業を見出すための重要な情報源となります。優秀な人材による総合的な知恵が「試作」を可能にします。「試作」というものづくりを通じて、幅広い産業との連携を深め、次世代へと技術とともに文化の継承ができれば素晴らしいことだと考えています。これからも思いを同じくする仲間を増やしてさまざまな知恵の集合する「試作の一大加工集積地」を目指し、地域に貢献したいと考えています。
ものづくりのプロ集団が課題解決のご提案!
プロのものづくり集団である「京都試作ネット」がそれぞれの技術とアイデアを駆使し、お客様の課題解決に向けてご提案致します!
ポイント1 ものづくりの街、京都の技術力を駆使した商品開発支援
デザイン、設計(機械設計・電気設計・メカトロ設計)などに長けたものづくり企業が、ノウハウと経験を集結して商品企画や課題解決のご提案をいたします。特異技術を商品企画に盛り込みたいメーカー様、商品開発を行いたい企業様はぜひご相談下さい。
ポイント2 量産を見据えた製品設計をサポート
電気、樹脂、金属など複合技術から成り立つ製品開発の試作は京都試作ネットにお任せください。高度な技術を持った京都試作ネットのメンバー企業から、お客様の課題解決に適任なメンバーを選出し、お客様とチームを組んで製品開発に取り組みます。
ポイント3 1点ものの治工具や装置機械の試作も承ります
一般的に販売せず社内で用いるための装置部品や、1点ものの治工具・機械装置の試作も承ります。製造個数に応じた製造方法を選択いたします。
試作品の対応範囲は試作業界トップクラス
京都試作ネット参画企業50数社がお客様の抱えている課題に、総力をあげて取り組みます。お客様のご要望・アイデアをしっかり汲み取り、的確かつスピーディーなご提案・アイデア具現化を致します。
開発部長・担当者の皆様のお悩みを解決!
- なんとなくアイデアはあるけどうまく説明できない
- 要素技術はあるけれどシステム化するノウハウがない
- 図面や明確な仕様が定まっておらず、試作を断られてしまう
- 図面や明確な仕様が定まっていない
などといったお客様の課題を共有し、ともに解決策を探ることで開発力アップをお約束。国内最高水準の技術とノウハウで、お客様の課題に最適な試作ソリューションをご提案いたします。
メディア・受賞歴
メディア掲載歴
2013.05 | 「NHKスペシャル メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ」放送 |
---|---|
2015.02 | 「NHK総合 超絶 凄ワザ!」放送 |
2015.05 | 「日本経済新聞」掲載 |
京都試作ネット受賞歴
2002年 | ホームページコンテスト京都 団体の部 最優秀賞(近畿総合通信局長賞)受賞 |
---|---|
2003年 | 関西IT百撰 優秀企業 |
2005年 | 日経地域情報化対象 京都府知事賞受賞 第1回ものづくり日本大賞 優秀賞受賞 |
2006年 | 関西IT百撰 優秀企業 |
2009年 | アマダスクール 全国優秀板金技能フェア 技能賞受賞 京都創造者大賞 企業部門知事賞受賞 |
会員 受賞・表彰歴
2011年 | 京都高度技術研究所オスカー認定制度に選定 第8回切削加工ドリームコンテスト微細加工部門 金賞受賞(森精機主催) 「2011KANSAIモノ作り元気企業100社」 入選 京都府中小企業「知恵の経営」実践モデル企業の認証 |
---|---|
2012年 | 「平成23年度 京都中小企業技術大賞」大賞受賞 経済産業省主催「中小企業IT経営力大賞」優秀賞受賞 関西ものづくり新撰2013 選定 近畿経済産業局「関西ものづくり新撰」 選定 京都商工会議所「第四回 知恵ビジネスプランコンテスト」 認定 |
2013年 | 第5回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞受賞 グッドデザイン賞2013 金賞受賞 京都高度技術研究所 オスカー企業 認定 京都府中小企業応援条例第7条3項に基づく研究開発等事業計画に認定 「創意工夫功労者賞」の文部科学大臣表彰 事業計画がパワーアッププランとしてオスカー認定 知恵ビジネスプラン認定 平成25年度経営革新計画承認企業に認定 公益財団法人 新技術開発財団「第91回新技術開発助成」の助成テーマに採択 京都府「元気印中小企業」事業に認定 京都府中小企業応援条例第7条3項に基づく研究開発等事業計画に認定 |
2014年 | 第10回関西財界セミナー賞 特別賞受賞 第3回MEDTECイノベーション大賞受賞 |