京都試作ネットの匠たち:
筧富幸 (株式会社京光製作所)
たゆまず実直にマシンと向き合い確かな製品を提供し続ける

私の仕事から、製品作りが始まる

学生時代から電気製品に興味があり、自分で作っていけるような仕事に就きたいと思いました。2013年4月で入社25年目になります。私の担当業務は、ディスクリートキーのマシンオペレーターです。ディスクリートというのは、電子基板に乗せる部品のことです。基板シートのどこにどういう部品を付けるか機械にインプットしていきます。弊社で扱っている製品の製作は、大半が私の部署から始まります。弊社では設計から組立て、電気製品を含む成形品も扱っています。具体的に言うと、LED照明、お風呂の自動湯沸しのリモコンなどが多いですね。私はマシンを扱うのが好きなので、この仕事はすごく自分に合っています。マシンのトラブルにも対応できるよう、日々努力を重ねています。

1シートに200部品、日頃のメンテナンスと集中力で対応

今までで一番苦労した仕事は、基板シートに200点のディスクリートを乗せた時です。最近は、1シートあたりのディスクリートの数が少ないのですが、昔はとても多かったです。ディスクリートを乗せるためのプログラムの作成と、生産時のチェック、ちゃんとそのシートにしかるべき部品が乗っているかの確認と、本当に大変でした。当時はすべて肉眼でチェックしました。私はマシンのメンテに関しては自信があります。私の扱っているメンテが行き届いているからこそ、ほとんどトラブルもなく稼働していると思います。プログラムを作るときは、ミスがないように集中して慎重に作ります。今まで大きな失敗をしたことは一度もありません。

設計から出荷まで、ワンストップでやる強み

弊社に依頼されるお客様のご要望は様々です。設計から出荷まで全部、というお客様もいらっしゃいます。制御品の設計から、基板の設計、何から何まで全部です。一方で、お客様が設計されたものを私どものほうで金型を起こし、成形するという場合もあります。基板ひとつをとっても、基板設計も回路設計もするし、基板の部品も作ります。出荷前に製品検査をしますが、その検査のための検査器も作ります。もちろん試作も量産もやります。ワンストップでやると移動コストがないので費用面も安く仕上げることができます。納期は、どちらの得意先に対しても短納期です。だいたい1週間、早ければ3日です。お客様から電子部品を支給していただく場合は、今は商社が電子部品の在庫を持っていませんから、メーカーへ発注する必要があります。それがだいたい3か月はかかりますので、部品が入ったらすぐ作ってくれという場合が多いです。電子部品も弊社でお請けしている場合は、1週間ではできませんが、最大限ご要望にお応えするようにしています。

この技術力を次世代に残したい

弊社は創業から50年間続いています。今後もこの技術力を次世代に残したいですから、後輩への指導や職場環境づくりを徹底してやっていきたいと思っています。もともと弊社の創業当時は成形だけをやっていたのですが、お客様の要望に応えていくうちに組立てもやるようになり、組立てる中に基板もあって、という感じでどんどん増えていきました。基板の設計から製品の成形までやるような会社は全国的にもかなり珍しいと思います。おかげさまで、お客様からは「頼みやすい」というお声をいただいております。会社がこれからも続いていくように、努力していきます。

創業1959年
代表取締役菅原 政秀
所在地〒611-0042 京都府宇治市小倉町天王70-2
TEL0774-22-3285(代)
FAX0774-24-0020
事業内容電子機器の設計・製造
主要製品LED応用商品、LED水中照明、映像受信システム機器、
各種電子制御基板、浴室コントローラー、リモコン、
コンタクトレンズ煮沸消毒器、水中保存ケース
WEBサイトhttp://www.kyoko-ss.co.jp/