京都試作ネットの匠たち:
木村博高 (株式会社ナンゴー)
お客様の課題解決に向けたネットワークを確立したい

仕事は「盗む」から「教える」へ

鉄工関係の仕事をしていた父の影響で自然とモノづくりの仕事に興味を持つようになりました。中でもナンゴーにはしっかりした技術があると聞いていましたので高校を卒業してすぐナンゴーへの入社を決めました。
入社20年ほどはNCフライスという機械加工に携わっていました。最初は硬い鉄を削るということ自体が不思議でした。先輩たちがいろんな切削加工を行っているのを見て、自分も同じような難しい加工を早くできるようになりたいとの思いで働いておりました。
当時仕事といえば見て盗むものでしたが、最近の教育方法は大きく変わりましたね。インターネットの情報を共有したり、加工方法を提案し合うなど、和やかながらもきっちりとした説明を交えつつ日々の教育を進めています。

一石を投じたドリームコンテストでの受賞

仕事で苦労したことは沢山あります。特に納期に関しては厳しく、夜を徹することもありました。ただ納品した際にお客様から「ありがとう」と言って頂けるとまた頑張ろうと思えますね。
嬉しかったことは昨年のドリームコンテスト※で金賞を頂いたことです。受賞作は切削による3Dステレオグラム作品なのですが、おそらく世界初ではないでしょうか。
工業部品ではありませんが、部品の薄さや細かさを競う従来の加工技術コンテストにおいて、「我々はこういう視点でアプローチしました」という一石を投じることができました。

※㈱森精機製作所主催「切削加工ドリームコンテスト」

「中途半端ネット」という新たな展開

現在京都試作ネットのメンバーとしての活動の他に、「中途半端ネット」というインターネットサイトを運営しています。これは、京都試作ネットとは違う切り口のソリューションサイトで、もっと「生産現場に近い」ような問題の解決をお手伝いしています。
たとえば「部品が少し大きい」とか「量産部品が少しだけ足りない」といった「中途半端に困っているお客様」に着目して1年ほど前に立ち上げられたサイトです。法人のお客様だけでなく、趣味の加工など個人のお客様も対象として仕事を引き受けています。
京都試作ネットに所属することで世の中の動きなどの情報が分かるようになりました。また「中途半端ネット」を通じてさらに出会いの場を増やすことで今後様々な展開ができるのではと考えています。

ナンゴーを起点とするネットワークづくり

京都試作ネットや中途半端ネット事業を通じて、多くのお客様が困っていらっしゃるということが分かってきました。今後はナンゴーを起点としたネットワークを作っていきたいと考えています。
お客様が本当に困っていることを「ウチに任せてもらえれば全て解決しますよ」という会社にするのが目標です。現在は協力工場も充実してきています。それでも技術的に難しい加工依頼が多くありますので、もっと体制を整える必要があると考えています。
ナンゴーをキーステーションとしたネットワークづくりが会社の目標であり、私の夢でもあります。また、これを実現化するためにも中途半端ネット事業の拡張にも携わっているのです。

設立1973年
代表取締役南郷 真
所在地〒611-0022 京都府宇治市白川川上り谷80番地36
TEL0774-28-3141
FAX0774-20-4652
認証取得環境マネジメントシステム:KES Step2 取得
(KES2-0237)
事業内容縦・横フライス加工(MC、NC、中ぐり、汎用)、 旋盤加工(NC、汎用)、各種部品加工、治具製作
WEBサイトhttp://www.nango-kyoto.co.jp/