京都試作ネットの匠たち:
松浦貴一 (有限会社日双工業)
5軸加工機の可能性を最大限に引き出す

5軸加工機への憧れ

前職では3次元CADCAMによる切削加工プログラミング経験がなく、切削の技術者として是非とも5軸加工機に触ってみたいという気持ちがありました。中でも日双工業に入社を希望したのは、ドリームコンテスト受賞歴のある日双工業ならば3次元CADCAMの高度な5軸加工機プログラミングを身につけられるとの考えからです。3次元CADCAMは2次元CADCAMと全く異なり、プログラム面では難しくなりました。しかし3次元CADCAMによって今まで苦労していた部分が楽にできるようになりました。また3次元CADCAMでないとできない部分が触れるので非常に面白みのある仕事だと言えます。

プログラム加工から現場の調整までを一任

仕事をするうえで一番重要なのが納期です。短納期なものが多く、また複雑な加工となるとプログラム加工に何日もかかります。なので納期を守るためにどうすれば良いかということを重視しています。また品質面においては、大抵の製品は研磨工程がないことから加工面が奇麗に仕上がるように気をつけています。今期に入ってからはプログラミング業務に加え工程管理や教育の業務も任せられるようになりました。現場は人で動いているだけに異なる意見をまとめるのは一筋縄ではいきません。また人手不足なところもあり人員のローテーションには非常に苦慮します。人材教育をするにしても教育する人と学ぶ人の手は止まってしまうので、特定の人に負担を掛けず満遍なく社員に成長の機会を提供していきたいですね。

5軸加工機ならではのメリット

ドリームコンテストの受賞作品も5軸加工機で作られています。日双工業でこのようなアート的な作品を制作するのは、従来の3軸加工機では困難な加工が5軸加工機では比較的低コストで実現できるというアピールのためです。同時5軸加工でなくても5軸加工機を使用することにより、3軸加工機に比べて工程の効率化が図れると考えています。具体的には従来の3軸加工機では上面からの加工しかできません。したがって一度加工したものを一旦機械から降ろし、向きを変えて再度機械に乗せる、という手間が掛かってしまいます。一方5軸加工機ですと多方向からの加工が一度でできるため人の手が省け、コストダウンに繋がるのです。

一番光るものを身につけたい

個人的には一番を目指したいです。これでは負けない、という技術や発想力を身につけたいと思っています。もっと言えば「日双工業には松浦がいるから、彼に頼もう」と言ってもらえるような、何か光るものを体得したいですね。会社としての目標は、日双工業を「そんな少人数で、そんなに数字が上がっているの?」と評価されるようなスケールの大きな会社にすることですね。今は残業も多いですが、これを定時で済ませるような工夫をすれば目標に近づくことは可能だと考えています。そのためにも発想力が必要ですね。

設立1983年9月
代表取締役西田 裕子
所在地〒611-0041 京都府宇治市槇島町目川77-1
TEL0774-23-3499
FAX0774-23-4205
認証取得KES2-0184
事業内容・3D形状の精密部品の製作
・試作部品の製作
・各種治具の設計製作
・金型関連部品の製作
・3Dデジタイジング
・3Dモデリング
・NCデータの作成
一般工業用機械部品や医療関連部品からコンシューマー向け製品の部品まで、切削加工でお応えしています。
WEBサイトhttp://www.nisso-k.co.jp/