京都試作ネットの匠たち:
高田慎一 (佐々木化学薬品株式会社)
環境負荷を低減し、安心・安全な表面処理技術を開発する

表面処理を通して環境対策に貢献したい

2008年4月に入社し今年で8年目になります。研究開発や環境対策に興味があり、大学時代はバイオ関係の研究をしていました。
佐々木化学薬品では、循環型社会(ゼロ・エミッション)をめざし、環境負荷低減技術の研究に力を入れています。金属表面処理には様々な化学薬品を用いますが、化学薬品の中には、人体に有害な物質や環境に悪影響を及ぼすものも含まれています。そういった物質をなるべく環境に優しい物質に置き換えたり、薬品を廃棄せずにリサイクルしたりする研究を行っており、私の興味ある分野と合致したので入社しました。

薬品の管理とチームワークが最重要

現在の仕事内容は、環境負荷低減技術の研究、薬品リサイクル技術の開発のほか、価値の高い金属やレアメタルの回収などの研究です。また、京都市・京都府の公設研究機関との連携も進めています。
化学薬品の管理には、細心の注意を払っています。化学薬品には薬品ごとに法令で定められた管理方法があります。研究員の安全はもちろんですが、お客様に安心してご利用いただくためにも、法令遵守を徹底しています。
また、研究員同士のチームワークを大切にし、作業環境の改善や機器の使用方法について互いに相談しながら研究を進めています。

社外との連携こそ信頼の鍵

以前、官公庁のプロポーザルで最終の3社まで残ったのですが、採択されなかったことがありました。大きなプロジェクトで準備に大変な労力を要したので、本当に悔しい思いをしました。
とことんやったという達成感はありました。結果的に弊社は負けてしまいましたが、「なぜ負けたか」を考えることで仕事に対する意識が変わりました。中小企業は、やはり1社では弱い。積極的に公的機関や他社との取組みを重ねていくことで、対外的な信頼を得ることができるのではと考えるようになりました。また、関係先が増えることで自分たちにできることも広がっていくと感じました。

今までなかったものができる開発の醍醐味

開発の醍醐味は何と言っても、今までなかったものができた瞬間です。新しい分野での実績、特許技術、薬液の処方など、新しいものができた瞬間は嬉しいです。もちろん現実的に商品化できるか等、様々な問題が出てくることもありますが、「できた」ということに喜びを感じます。
モノには何にでも、最初に考えた人がいます。その人は、まず頭の中でイメージし、それを目に見える形に作り上げるために努力をしたはずです。私にとってものづくりは、「想像し、創造する」ことです。毎日それの繰り返しで、今までなかった独自のモノを作っていきたいと思います。

創業1946年
代表取締役佐々木 智一
所在地〒607-8225 京都市山科区勧修寺西北出町10
TEL075-581-9141
FAX075-593-9784
認証取得ISO品質(9001)・環境(14001)
資本金6000万円
従業員数79名
拠点京都本社・工場/滋賀支店・工場/鹿児島営業所/東大阪営業所
取り扱い品研究用試薬・一般工業用薬品・半導体用薬品・鍍金用薬品・理化学機器・環境設備
自社オリジナル製品:金属表面処理(改質)剤・各種溶剤/乾燥機能付プラスチック
WEBサイトhttp://www.sasaki-c.co.jp/