京都試作ネットの匠たち:
門野将勝 (株式会社衣川製作所)
多岐にわたる事業展開を視野にマイクロ加工技術を極める

電気加工の長として

衣川製作所では15年ほどお世話になっております。前職はカメラマンというまったく畑違いの仕事をしておりましたが、当時ものづくりに携わりたいとの思いから弊社に転職致しました。入社当初は簡単な切削加工から徐々に仕事に慣れていきました。現在はワイヤー放電加工、型彫放電加工、細穴放電など電気加工班の長に従事しております。また一方で人材教育なども手掛けています。教育で重視していることは「気付く」ということです。業務中に限らず、いろいろなことに気付くということを大切にして欲しいと考えています。業務上、失敗してしまうということは誰にでもありますが、その失敗に気付かない社員にはしっかり指導をしています。

電気加工ならではの柔軟さ

ワイヤー放電加工とは、0.05Φ〜の極めて細い真鍮ワイヤーに電流を流し、糸鋸の要領で金属を溶かしながら切削する加工です。ワイヤー放電加工は焼入鋼など刃物が負けてしまうような硬い素材でも加工できます。また細いワイヤーで切るので細かい加工が可能です。あらゆる分野で用いられますが弊社では特に半導体や医療関係の部品で主に用いております。型彫放電加工とは、様々な形状に加工された銅製の電極を用いて、電極の形状に合わせて金属を溶かす加工です。細穴放電とは、直径10μなど、刃物で切削できない小さな穴を加工する際に用いる技術です。

自分のためでなく、誰かのための仕事

これまで私は特殊な試作などに際してどうしても無理だと感じた時に「なぜ無理なのか」という理由ばかりを考えてしまうタイプでした。しかし最近では業務上、外のお客様との折衝を行ったり展示会に立ち会ったりしてお客様と直接話す機会が増えてきましたので、お客様のニーズに応えたいと思うことが多くなりました。困難をどのようにすれば回避できるかを固定概念に捕らわれず考えるよう注意しています。また、その中でこちらからお客様にご提案もさせて頂けるようにも心掛けています。これまでは「自分のために仕事をする」という感覚でしたが、お客様と接する中で「誰の為に仕事をするのか」といったことを考えられるようになりました。

オリジナル製品で様々な分野に貢献したい

私個人としての目標は、衣川製作所での仕事を通じてたとえ大きなメーカーにならずとも、衣川オリジナルと呼べる製品を世に出すことです。弊社はこれまで何度か展示会でも受賞しておりますが、こうした受賞への取組みもオリジナル製品へと繋がっていくでしょう。展示会での受賞作品では弊社の細かく正確な技術力をアピールしていますが、もちろん小さな部品だけでなく、いろいろな仕事に繋げていきたいですね。展示会での受賞を切り口に医療分野をはじめ様々な分野に貢献していきたいと考えています。

設立1966年
代表取締役衣川 隆文
所在地〒612-8436 京都市伏見区深草新門丈町106-4
TEL075-645-0213
FAX075-645-0241
認証取得KES2-0222
業務内容・精密機械及び部品の製作
・医療器具の試作開発
・半導体製造装置部品製作
・IT関係製造装置部品製作
WEBサイトhttp://www.kinugawa-fact.co.jp/