京都試作ネットの匠たち:
山本正範 (HILLTOP株式会社)
徹底した人材を育成する使命感を以って社会貢献する

アルミ加工のHILLTOPになるまで

会長である私の父親が始めた会社なんですが、そのきっかけは、私が3歳の時に大病を患い、命は助かったものの、後遺症で耳の神経をやられてしまい、全聾になってしまったことににあります。私が成人して社会に出る時に、働き口を見つけるのは厳しいだろうという事で、そういう親の思いやりで、全くゼロから始めたのが、この山本精工のルーツです。 アルミ加工を創業当時からしていたわけではなく、ターレット旋盤というような機械をする自動車関連の仕事が中心で、昭和36年に設立しましたが、私や兄弟が成長する中で、自動車業界の仕事は人のやるべき知的労働が極端に少なく、労働力だけの提供になってしまっているという所で、将来を見込めないのではと思い、当時売り上げの80%程度を占めていた自動車業界から撤退をしました。 自動車関連を撤退後は新規に仕事を生み出すために我々家族と、社員3名程度で、休みなく新しい仕事を取りに行きました。その中で仕事の集中と選択した結果、材質としてはアルミが残ったことになります。

ヒルトップシステムの確立

現在、弊社は売り上げの95%はアルミ加工ですが、もちろん始めからアルミに特化しようというわけではなく、徐々に仕事の中でアルミに特化していこうという風になっていきました。 アルミをずっとやってく中で、もっと簡単に、もっと楽に仕事を進めれないのか考えながらやってきました。今まで我々も大量生産を、末生産をずっとやってきましたが、将来的にはこの末生産と言われる量産物というのは、どんどん数が無くなっていくと思ういます。今までは1万個だとか、10万個作って利益が出ていたような物を、例えば1000個でも利益が出るような仕組み、そこから100個、10個、そして1個でも加工して利益が出るようなしかけや仕組みを作り上げていこうという取り組みであるヒルトップシステムというものをこの25年来ずっとやり続けてきました。ヒルトップシステムは、今までの加工情報、加工データ、そして職人技を徹底的に数値化し、新人でも今までやってきた先輩のノウハウを使いながら、加工情報や加工方法を熟知せずとも加工が出来るようになりました。 昼の間に、人のやるべき知的労働を徹底的に行、図面を見ながら、頭の中でそのデザイニングをする。正しい情報としてしっかり確立した後は、そのデータを機械に送り込んで、機械はそのデータ通りにモノを仕上げるという形です。

提案型の企業を目指す

役割がもちろんそれぞれ変化してきていますので、我々も図面を頂いて品物を作るだけという時代は終わり、どのようにコーディネートして、お客様と相談させてもらいながら提案するような提案型の企業でないといけない。企業は大きい小さいではなく、さまざまな機能を持足せる必要があります。例えば教育であったり、デザイニングであったり、リクルート部分やweb等、色んなチームを社内の中で作ってますので、その中から人が自分自身の持ってるものをどんどん発揮しながら引き延ばしていこうがこれから求められます。そのためマニュアル化を徹底して行っています。今やっている事は本当に正しいことかを常に考えながら、今以上に良い加工方法を生み出していきたいです。

匠の技を若いメンバーに継承

「企業は人なり」。徹底して人材を育てていきます。創立から一貫してアットホームな企業作り、人を育てていくような企業作りというのが、HILLTOPの姿勢です。企業理念にもある「理解と寛容をもって人を育てる」考え方がベースにあります。仕事を通じてというよりも、仕事の中で人を通じて、人を教えていったり教育していく中で、逆に自分が成長させてもらっていると思います。自分は匠としての自負を持っているけれども、自分だけではなく、技術を教えていく中で気付きというものが出てきますね。やはり企業も人も、1人1社では成長できないんです。常に人を大事にしていかなければいけないと思います。

設立1980年9月1日
代表取締役山本 正範
所在地〒611-0033 京都府宇治市大久保町成手1-30
TEL0774-41-2933
FAX0774-41-2926
認証取得KES2-0231 / ISO9001:2008 / ISO14001:2004
機械加工事業部 精密機器部品、精密機械部品、医療機器部品、
科学計測器、真空機器、治工具設計製作、金型製作
表面処理事業部アルマイト処理(白、黒、硬質、硬質黒、テクノマイト)
メッキ処理(無電解ニッケル、テクノフォス)TOPフロン、二次電解
開発事業部試作開発、装置設計・組立、治具設計、自社開発製品、ソフト開発
WEBサイトhttp://hilltop21.co.jp/