お客様の声:
木皿且人(JAXA)×山本昌作(HILLTOP)

2030年の宇宙太陽光発電に向けて
先進的な加工技術の可能性を探るプロジェクト

JAXA 研究開発本部 未踏技術センター
高度ミッション研究グループ 主任研究員・技術士

木皿 且人

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HILLTOP株式会社 代表取締役副社長
名古屋工業大学 工学部講師

山本 昌作

JAXA 研究開発本部 未踏技術センター 高度ミッション研究グループ 主任研究員・技術士

木皿 且人

京都試作ネットを知ったきっかけ

木皿

京都試作ネットという名前を初めて知ったのは、東京のビックサイトですね。確か10年ほど前の、昆虫か何かの展示だったと思います。その時初めて知って、このグループは何か使えるかなっていう形で記憶していました。非常な微細加工が出来るということで、何か特殊な事だったらお願いしたいな、というのが頭の片隅にはありましたね。

太陽光発電の試作を京都試作ネットに依頼した経緯

木皿

実際に金属加工という形で今回は、宇宙用の太陽光発電のミラーのバックボーンを試作するということを決めていました。そうした中で、接着加工というのは既存技術なので、既存技術の粋を集めた形で、平方メートル100グラムが達成できそうなメーカーさんをいくつかピックアップしようと思っていました。その時に京都試作ネットに一つ頼んでみたいと思ったのです。

なぜ京都の会社に依頼したのか

木皿

JAXA本部は東京にありますが、宮城県の角田宇宙センターからすれば、東京であれ京都であれ、離れてることに関しては一緒なんです。距離は関係ありません。従来の大手メーカーや他の重工さんたちとの付き合いはありましたが、それと同時に、地方のベンチャー企業ともお付き合いをしていました。例えばロケットエンジンの研究開発を実際に研究段階でやっていたのは仙台市にある小さいベンチャー企業です。ベンチャー企業はやる気さえあればものすごく力と能力を発揮することを知っていましたので、軽量ミラーという観点では、京都試作ネットに是非お願いしよとの思いはありました。

山本

JAXAからオファーを受けた時はもう心踊りました。宇宙といえば私たちの遠い所の目標、夢ですので、まさかそういうオファーをいただけるとは夢にも思わなかったです。だから今回はわずかでも近寄れたら私たちにとっては満足感というところでは非常に大きいと思っています。大阪ではまいど一号などもやってますように、私たちも宇宙開発に携われるなら、足跡を残したいという思いは強いです。私たちメンバー企業が皆期待しております。ですから今回も、切削だけでなく、板金を使ってもまた新たな提案ができると思っております。

木皿

依頼は今回が初めてでしたが、大変満足しております。また、今日は京都試作ネットに、試作品納品のための成果報告会にもご参加いただきました。大手の企業や関東の企業も含めて、先進的な加工技術を持っているような企業にお集まりいただきました。

山本

第一段階の目標をほぼ大体クリアされて、私たちにとって非常に良い刺激になりました。

※本記事は2011年3月時点の内容に基づいています。山本精工株式会社は2014年4月にHILLTOP株式会社に社名変更しました。