京都試作ネットの匠たち:
檜谷義信 (株式会社KYOSOテクノロジ)
柔軟な思考力でこの世に未だかつてないものを生み出す技術力をご提供
ミッションはお客様の想いを具現化すること
2013年に新卒で入社しました。学生の頃は、メカやソフトに関する分野を専攻しておりました。当時の就職活動をサポートしてくださっていた先生から様々な企業様の紹介を受け、その中でご縁があって当社の課長と出会い、入社を決めました。現在の仕事内容としましては、主にエレキ(電気)に特化した内容の業務に携わっています。弊社にはメカ、エレキ、ソフトの大きく分けて3つの技術領域がありますが、お客様の「こんなことがしたい」といった想いやご要望を、それぞれの分野を複合させることで実現します。その中で、エレキ担当として仕事をこなしておりますが、学生の頃に経験したメカやソフトに関する分野の知識を活かしたり、また、各技術領域の担当との現場での距離も近いので、密になってお客様のご要望に沿ったものをご提供するにはどうしたらもっと良くなるのだろうかなど、話し合うことができる環境にあります。具体的な仕様がないところからスタートすることも多々あるのですが、そんな時はお客様のお声を直接お伺いし、ヒアリングすることでより深くイメージを引き出し、さらに良いものをご提供できるよう提案させていただいたりすることもあります。「こんなことがしたい。でも我々ではできない。」そんなお客様の想いを形にすることが私たちの使命です。
柔軟な思考で日々の試作に取り組む
弊社が請け負う試作と言いますと、分野としても多種多様であり、全く同じものが出てくるものがほとんどありません。基本的に領域が異なるので、新しいことにどんどん取り組んでいかなければなりません。その為、常に思考が柔軟であることを意識して、オールマイティーに日々の試作に取り組んでいます。自分自身が幅広い分野を学ぶことが好きなので、それぞれの技術領域から見た意見を他のメンバーと話し合うことで最善策を出し合い、お客様へのご提案につなげることを大切にしております。直接会って議論することが憚られる今だからこそ、お客様の気持ちやオモイに寄り添っていけるパートナーになれたらな、と思っています。
プロジェクトのリーダーとして得たもの
『京都ビジネス交流フェア』に向けた展示会用のデモ機の製作では、実働4人チームのプロジェクトのリーダーとして携わらせていただいたことがありました。展示会に訪れた方に体験いただける、クレーンゲームのような機械です。ロボットアームを用いて、リモコンを操作することで簡単に物を持ち上げたりすることができるような代物で、既存として10年以上前に作られたとある機械のリニューアルとして製作しました。メカ・エレキ・ソフトのそれぞれの専任担当1名ずつと、およそ4ヶ月半の期間を費やしましたが、まだまだ経験も浅く、ベテランが集まったメンバーではありませんでしたので、大変苦労をしました。その中でなんとか知恵を捻り出して作り上げたものでしたので、お客様からの「これ、売ってくれるの?」とのお声や、社内外からの高評価には嬉しさと大きなやりがいを感じました。デモ機を作り上げていく中で、何よりも操作性のシンプルさややりやすさといったものを重視して、現在の形となりました。今後の展望としましては、例えば工場で溶接を行うような細かい作業の出来るアームなど複雑な動きが出来るものや、ネットを通じてカメラで操作でき、幅広い分野で活躍できるような動きなどを考えております。普段の業務や今回のプロジェクトを通じて、多角的に総合での判断ができるようになったことは、自身の成長につながっていると実感しております。
未だ世にない新しいものを作り上げるワクワク感
今後も電子回路設計を更に極めていくことを目標に、ソフト設計及びメカ設計とより良い連携を築けるよう成長したいと考えております。電子設計の中でも様々な領域があるのですが、その中でも、とある領域に大きな興味関心がありまして個人的にも勉強もしている最中です。他のメンバーの中でも尖っている領域というものを1つ持ちたいと考えておりまして、そういった意味で、極めていくということを大切にしていきたいと考えています。私にとってものづくりとは『わくわく』するものです。ものづくりに携わる中で一番楽しいなと感じる瞬間は、製品が出来上がって動き出すところで、逆を言えばそこまでの過程は失敗と苦労の連続です。振り返ってみると良かったなと思うことも多いのですが、その時その時は大変だと感じることが多いのも本音です。その中で自分の想いとお客様の想いが形になっていく瞬間にいるということがとても嬉しく、『わくわく』を感じます。
お客様からご相談やご依頼いただくものは、未だ世にない新しいものがあります。世にない新しいものにチャレンジできるということは、技術者としましてはとても有り難いお話です。新しいことに身を投じていけるという期待感は、とてもわくわくするものなのです。今後も更なる新たな領域に取り組み、想いを形にするといったところに重点を置いて日々の業務に取り組んで参ります。
設立 | 2003年12月 |
代表取締役 | 岡田 恭子 |
所在地 |
〒604-8151 京都市中京区蛸薬師烏丸西入橋弁慶町227 第12長谷ビル3F |
TEL | 075-229-6345 |
FAX | 075-229-6346 |
事業内容 | ・機械・電気・電子・ソフトウェア設計 ・実機性能評価 ・労働者派遣 |
WEBサイト | https://www.kyoso-tec.co.jp/ |