京都試作ネットの匠たち:
山形勝 (宇治電器工業株式会社)
ゼロから生産ラインを立ち上げより良い製品づくりを提案する
新たな生産ライン構築に携わる
新規生産ラインの立上げから生産管理、工程管理、さらに工程改善など製造全般に携わっています。昔から機械いじりが好きで、製造業に興味があったので2008年に宇治電器工業へ入社しました。新規生産ラインの立上げは、お客様から「こういう製品を製造したい」というご要望をお聞きし、作業台の組立、エアの配管、部品調達など、何もないところから作業ができるようになるまで、ラインを立ち上げていく仕事です。最近では、2013年4月からピアノ鍵盤の組立だけではなく、ピアノ全体の組立までできるラインを新たに構築しました。
高い品質と不良の少なさは会社の誇り
宇治電器工業の最大の特徴は、機械でできないことを手作業で行うことです。しかし、手作業ゆえに人によって品質にばらつきが出てしまいます。品質の担保を標準化するために、工程改善や作業のマニュアル化に取り組んでいます。品質の状況はデータを取ってチェックし、傷・外観不良が出た場合は従業員にフィードバックします。工程改善により、人によってばらばらだった作業方法が統一され、ミスや不良が少なくなりました。高い品質と不良の少なさは宇治電器工業の最も自慢できるところです。
生産ライン立上げを通して品質に貢献する
今までで一番大変だったことは、LED照明生産ラインの立上げです。私にとって初めての工程立上げだったので、解らないことばかりで大変苦労しました。しかし、周囲の人たちの支えにより無事構築でき、ラインが回り始めたときは、言うに言えない達成感を感じました。現在もLED照明の生産ラインに関わる中で、急な生産数の増減に対応したり、輝度の均一さなど高基準をクリアして、お客様から「宇治電器工業さんに頼んでよかった」と言っていただけたときは本当にやりがいを感じます。日々の業務全てが勉強だと思い、より良い方法を提案できるように頑張っています。
仲間からの信頼と判断力でより良い製品を
いい製品を作るためには社内の信頼関係も重要です。無理なお願いをした時にも一緒に前向きに取り組んでくれる仲間がいることが、私の支えになっています。今、自分自身の課題は「判断力をつけること」です。日々仕事をする上で、お客様からのご要望やスケジュールを達成するために、様々な判断が求められます。起こり得るリスクやトラブルを回避できるよう、一歩踏み込んだ考え方を身につけ、状況判断力を磨いていきたいです。そのためには、生産管理に関しては社内で一番ノウハウのある人間になるよう努力して、自信をつけたいです。
創業 | 1962年5月 |
代表取締役 | 里村 和樹 |
所在地 | 【本社】〒611-0041 京都府宇治市槇島町石橋20 【亀岡工場】〒621-0018 京都府亀岡市大井町小金岐4丁目10 【亀岡北古世工場】〒621-0811 京都府亀岡市北古世町1丁目20-7 【美山工場】〒601-0755 南丹市美山町静原垣内6-4 |
TEL | 0774-24-0377 |
FAX | 0774-24-0210 |
認証取得 | KES STEP1 KES STEP2 ISO9001 |
業務内容 | 電子部品の検査 照明用部品の組立、加工 電子機器の組立、加工 電子楽器の組立 プリント基板の実装 一般労働者派遣事業(般26-300098) 有料職業紹介事業(26-ユ-300202) |
WEBサイト | http://www.ujidenki.co.jp/ |