京都試作ネットの匠たち:
松崎攻人(ヒロセ工業株式会社)
機械加工の極限を追い求め、より効率的に品質の高いものを日々研究する
現場を知っているからこそ、お客様目線で
2003年に入社し、今年で16年目です。前職はサービス業で、製造業は全くの未経験でした。仕事内容はCAD/CAMなどの機械操作関係や、実際に作ったCAD/CAMをマシニングに送って操作をするという一連の現場作業を行なっています。それ以外にも、納期やお客様との打ち合わせなどといった製造の管理面も行います。技術営業ですので、実際の現場の意見を持ってお客様とお話しする為、ご納得いただけることが多いです。
製作工程の分野では試作が多く、当然ですが図面通りに確実に製作することに日々気をつけています。
まず「やってみる」
現在取り組んでいることは、製造現場の無人化導入です。スピードやコスト、納期を配慮した効率化を目指し、その上で夜間の無人化を視野に入れた取り組みを行なっています。
過去に取り組んだ事例の中でも、リニア駆動5軸加工機で球体を掘る試作案件はいい経験になりました。メーカーともやり取りをしながら、どこから掘ろうかなど試行錯誤を繰り返し、一年もの歳月をかけました。真球を加工するのは非常に難しいのですが、やはりお客様が求めること以上のものをしたいという思いで取り組みました。
初見の図面がくると、まずみんなと相談をします。機械が新しくなっても抵抗はありません。最初の頃は書き出してから加工を行なっていましたが、経験や回数を重ねて、今ではどこから加工するのかといったイメージができる様になりました。基本、まずやってみる。諦めない。これは全社員が持っているスピリットだと思います。
わたしにとってのものづくり
今後の目標は、他社は断るような案件も取り入れ、技術力をさらにアップしていくことです。社内では、立案からモデル作成・機械加工まで全て一人で行うドリームコンテストという取り組みがあります。最近はなかなか参加できていないのですが、部品に拘らず様々なものを作ることが出来る為、技術力を上げていくための良い取り組みだと思っています。
わたしにとってのものづくりとは「日々改善」です。無駄なものをなくし、改善を行い、部署間で共有することが大切だと考えています。
創業 | 昭和43年 10月 23日 |
代表取締役 | 廣瀬 正貴 |
所在地 | 〒629-2504 京都府京丹後市大宮町善王寺743番地 |
TEL | 0772-64-3594 |
FAX | 0772-68-0702 |
許認事項 | ISO14001:2015 JIS Q 14001:2015 登録番号 YKA 4003631/J |
事業内容 | 精密部品加工・金型 |
WEBサイト | https://www.hirose-kogyo.com/ |