京都試作ネットの匠たち:
亀岡電子株式会社
センサー開発の最前線から生まれる、世の中にない新しいソリューション
『世の中にない新しい商品をつくり出す』 社会をより安心・安全な方向に変えていきたいという想い
私たちは開発部・商品開発チームにて、自社商品の開発を中心に、お客様からの開発委託を受けて業務を行っています。提供しているのは、『世の中にない新しい商品をつくり出す』というソリューションそのものです。そのため私たち商品開発チームは、企画段階から設計、試作、評価までを一貫して行っています。
具体的には、CADを用いた回路設計や構造設計といったハードウェアの基盤設計から、3Dプリンタを活用した迅速な試作、さらには各種計測器を用いた厳格な電気的特性評価まで、多岐にわたる専門技術を駆使しています。これにより、お客様の漠然としたアイデアや、解決したい社会課題を、具体的な『形ある製品』へと昇華させるお手伝いをしています。


試作の「スピード」と「完成度」を両立させる技術者の心得
試作を行う上で常に心がけているのは、『試作を始める前に、可能な限り具体的に完成イメージを持つこと』です。お客様との綿密なヒアリングを通じて、目指すべきアウトプットを明確にします。特に初回試作品がその後の設計のベースとなるため、思いつく限りのアイデアや、将来的な拡張性まで見据えた機能を詰め込むようにしています。
また、開発においてスピードは非常に重要です。慎重になりすぎると市場投入が遅れてしまうため、『思い切ってトライする大胆さ』と、品質を担保するための細心の注意とのバランスを取ることに注力しています。このバランス感覚こそが、お客様に早く、そして確かな製品を提供するための技術者の心得だと考えています。
机上論を打破する「3現主義」と確かな技術で社会の安心・安全を具現化する
開発の基本姿勢として、私たちは『現地、現物、現実』という3現主義を最も大切にしています。かつて、実証実験で屋外に設置した浸水検知センサが夜中に何度も誤動作したことがありました。社内で電気的な原因を徹底的に調査しましたが、解決に至りませんでした。しかし、実際に現地へ赴き、現物を確認したところ、センサそのものではなく、想定していなかった小さな生き物が原因であることがすぐに判明しました。
この経験から、どんなに高度な机上シミュレーションを行っても、実際の現場で起こる予期せぬ事象には対応できないことがあると痛感しました。この『3現主義』に基づく問題解決の姿勢こそが、貴社がお客様に対して提供できる、現場に強く、信頼性の高い製品の根拠となっています。
私たちの最終的な目標は、この確かな技術力をもって、世の中にない新しい製品を生み出し、社会をより安心・安全な方向に変えていくことです。どんなアイデアでも具現化できるスキルと、『あそび心』を忘れずものづくりのおもしろさを表現する技術で、お客様の未来を形にしていきます。我々にとって、ものづくりとは『アイデアをかたちに』すること。その実現に全力を尽くしています。


| 創業 | 1972年 |
| 代表取締役 | 川勝 洋 |
| 所在地 | 京都府亀岡市篠町広田1丁目25-5 |
| TEL | 0771-24-6612 |
| FAX | 0771-24-7894 |
| 事業内容 | センサや検査器など電子・デバイス製造業 |
| WEBサイト | https://kameokadenshi.co.jp/home/ |
