失敗は成功の元!ものづくりが教える、挑戦を恐れない生き方

ものづくりの現場では、失敗は「ダメなこと」ではなく、成功へ近づくための不可欠なステップです。
佐々木
「失敗した分だけ、成功の方法に近づける。だから失敗は『データ』なんです。一社が転んだら、その経験をネットワークの40社全員で共有して、みんなの財産にする。この環境があるから、僕らは何度でも挑戦できるんです」
この「失敗を許容し、糧にする」姿勢は、ワークショップの空気にも如実に現れるそうで、
名高
「グループワークを横で見てるとね、ものすごい盛り上がる回と、そうでもない回がはっきり分かれるんですよ。その違いは一体何か? 結局ね、最後は『相手への共感』なんです。相手が何を考えてるか、何を求めてるか。そこにスッと寄り添えるチームっていうのは、アウトプットの質も、熱量も、全然変わってくるんですよね。」
と名高さんは語ります。他人の発表に自然と拍手を送ったり、「こうした方がいいんじゃない?」と声を掛け合ったり。そんなポジティブな連鎖が起きるチームは、大人顔負けの成果を出します。
佐々木
「そんな純粋な姿を見てると、僕ら大人が学ばせてもらってる感じがしますよね。社会人になったら『やらなあかん』と思ってやることを、彼らは自然にやってのける。そのピュアなエネルギーが、現場の空気さえも変えてしまうんです」
取り組みを続ける中で、嬉しい変化も次々と起きています。「ものづくりに興味を持った」「自分も何かを作ってみたい」という真っ直ぐな感想文。そして、「あの時の体験が忘れられない」と毎年リピートしてくれる静岡大学附属中学校のような存在。一度の縁が点となり、線となって、次世代へと繋がっていく実感がお二人の原動力になっています。
この「種まき」を、一過性のボランティアで終わらせるつもりはありません。
佐々木
「これからは、もっと広げていきたい。例えば、僕らが使っているワークショップのコンテンツをキット化して販売したりね。僕が語ってきたこの思想も、次の世代にしっかり引き継いでいきたいんです」
佐々木さんが語る展望は、ものづくり業界全体の「復権」を見据えています。
佐々木
「大人たちがかっこよく、楽しそうに働いてなあかん。そうじゃないと子供たちはこの業界を選びませんから(笑)。この修学旅行の受け入れを通して、ものづくりの面白さを全国に広めて、業界全体を思いっきり盛り上げていきたい。僕らの挑戦は、まだ始まったばかりです」
正解のない時代を歩む子どもたちに、無限の選択肢と「自分で道を創る喜び」を。 京都試作ネットの対話は、これからも続きます。

